Let's wxWindows
wxWindows を BCC v5.5 (Free版) な環境へインストールする方法をざらっと書いております。
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- wxWindows 本家 / Download / 2.4.0 stable release Windows から wxMSW-2.4.0.zip をゲッツして来ます。
(setup.exe 付きなバージョンもある様なのですが個人的に嫌いなので、ここでは setup.exe じゃない方でやって行きます。)
- ダウンロードしたファイルをスペースを含まないパス上にインストール(展開)します。ここでは c:\wxwindows-2.4.0 に展開することにします。
- ざらっと $(インストールフォルダ)\docs\msw\install.txt を眺めてください。"Borland C++ 4.5/5.0/5.5 compilation" 以下にここと同じことが書いてあると思います。
- では、DOS プロンプトを開きます。
- wxWindows をインストールしたフォルダに移動。(ex. cd c:\wxwindows-2.4.0 [enter])
- 環境変数 WXWIN にインストールフォルダをセットします。
install.txt には autoexec.bat に記述するように書いてあるのですが、書かなくてもどうにかなるのでここではコマンドラインから設定するだけに留めます。(ex. set WXWIN=c:\wxwindows-2.4.0 [enter])
- src\msw フォルダに移動します。(ex. cd c:\wxwindows-2.4.0\src\msw [enter])
- ライブラリを make します。幾つかのバージョンがあるので以下を参考に make してください。
注意)複数バージョンを作成する際は、make の前に make -f makefile.b32 clean [enter] を実行してください。
- make -f makefile.b32 FINAL=1 [enter] // リリースバージョン (wx32s.lib)
- make -f makefile.b32 // デバッグバージョン (wx32ds.lib)
- make -f makefile.b32 DLL=1 FINAL=1 [enter] // リリース DLL バージョン (wx32.dll)
- make -f makefile.b32 DLL=1 [enter] // デバッグ DLL バージョン (wx32d.dll)
- make -f makefile.b32 WXUSINGDLL=1 FINAL=1 [enter] // リリース DLL バージョン(lib 付き) (wx32.dll / wx32.lib)
- make -f makefile.b32 WXUSINGDLL=1 [enter] // デバッグ DLL バージョン(lib 付き) (wx32d.dll / wx32d.lib)
- サンプルが $(インストールフォルダ)\sample、demos にあるので、気になる人はそれぞれのフォルダで同じように make して見て下さい。(私の環境では幾つかのサンプル、デモがコンパイルできませんでした。)
- 以上で完了です。お疲れ様でした。
Version 2.4.1 を入れました。簡単に書いておきます
- $WXWIN\docs\msw\install.txt を読む。
- set WXWIN=インストールディレクトリする。
- コンパイルしよう。
cd $WXWIN\src\msw
make -f makefile.b32 FINAL=1
make -f makefile.b32 clean
make -f makefile.b32 FINAL=hybrid
make -f makefile.b32 clean
make -f makefile.b32 DLL=1
make -f makefile.b32 clean
make -f makefile.b32 DLL=1 FINAL=1
make -f makefile.b32 clean
make -f makefile.b32
…無事に完了。
- サンプルもコンパイルしよう。
cd $WXWIN\samples
make -f makefile.b32したところ、
richedit でメイクがとまる。これに関するディレクトリ自体が無かったので makefile からコメントアウト
リトライ
make -f makefile.b32
samples\shape で未定義の関数 SetShape を呼び出しちゃダメよと怒られる。面倒くさかったのでこれもコメントアウト。
リリトライ
make -f makefile.b32
あり?widgets がリンクで落ちた。
俺には解決できそうに無いのでコメントアウト。
ついでに、wxtest もディレクトリが存在してないのでコメントアウト。
リリリトライ
make -f makefile.b32
何とか完了。
- デモもコンパイルしよう。
cd $WXWIN\demos
make -f makefile.b32
dbbrowse で怒られる。
致命的エラー F1003 browsedb.cpp 38: error 指令: Demo cannot be compiled unless stup.h has wxUSE_ODBC set to 1
コメントアウトする。
リトライ
make -f makefile.b32
demos\bombs\bombs.exe が動かなかった。
#ifdef __BORLANDC__
# pragma hdrstop
#endif
が入ってないのが原因かなぁ…といじってみたがダメだった。まぁ、いいや。
- 以上で終了。
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DLL バージョンで作成された方は、DLL をパスの通ったフォルダにコピーするなり、パスを通すなりなんなりしてください。
最後に、色々間違ってたらゴメンヌスン。
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